
うっかりシャツにボールペンをつけてしまった!・・・なんていう経験をした人は多いのではないでしょうか。
ボールペンには「水性」「油性」「ゲルインク」という種類があり、それぞれに適した方法で染み抜きをする必要があります。
今回は、「身近なものでボールペンの染み抜きをする方法」を分かりやすくご紹介します。
※ここで紹介する方法は綿、ポリエステル、ナイロン素材に有効です。
水性ボールペンの染み抜き【3ステップ】
油性に比べてにじみやすい性質の水性ボールペンは、台所用洗剤(または歯みがき粉)でシミを落としてしまいましょう。
【用意するもの】
- 台所用中性洗剤(または歯みがき粉)
1. 洗剤をつける
シミがついた部分を水で濡らし、「台所用中性洗剤」をつけます。
そのまま3~10分置いてなじませます。
※代わりに「歯磨き粉」でもOK。
2. 小さくもみ洗いする
指先を使って、シミがついた部分だけを小さくもみ洗いします。
数分で汚れが目立たなくなりますが、まだ気になる場合は1~2をくり返します。
3. 水ですすぐ
シミが取れたら、「台所用中性洗剤」を水で洗い流して完了!
油性ボールペンの染み抜き【7ステップ】
油性ボールペンは、油に溶ける「油溶性」です。
油性のなかでもボールペンのシミは特に落ちにくいと言われていますが、薬局で手に入るもので染み抜きができます。
【用意するもの】
- アルコールジェル(手ピカジェルなど)
- クレンジングオイル
- 台所用中性洗剤
- コットン(または綿棒)
- あて布(タオルやキッチンペーパーなど)
1. 染み抜き液をつくる
「アルコールジェル」と「クレンジングオイル」を、1:1の割合でよく混ぜます。
※上記二つの代わりに「消毒用エタノールのみ」でもOK。
2. 染み抜き液をつける
1でつくった「染み抜き液」をコットン(または綿棒)に浸し、シミに直接トントンと塗ります。
3. あて布をする
机の上にあて布を置き、その上にシミ部分(生地の表側)を直接あてるように乗せます。
4. 裏側からシミをたたく
生地の裏側から、再度「染み抜き液」をつけたコットンでたたきます。
上から押さえつけるように塗るのがポイントです。
5. あて布をずらしていく
あて布をずらしながら、4をくり返します。
point
あて布の位置はこまめにずらしましょう。同じ場所を使うと、移したシミが再び衣類についてしまう可能性があります。
6. 洗剤をつける
シミがあて布に移らなくなったら、今度は「台所用中性洗剤」をシミに直接つけてなじませ、軽くもみます。
7. ぬるま湯でもみ洗い
ぬるま湯でもみ洗いをしながら、「台所用中性洗剤」を洗い流して完了!
それでは次に、「ゲルインクボールペンの染み抜き方法」を解説していきます。
ゲルインクボールペンの染み抜き【6ステップ】
ゲルインク(水性顔料インク)ボールペンは、水性でありながら「油性並みの耐水性」をもつという、染み抜きには非常にやっかいな存在です。
家にある歯みがき粉+歯ブラシ+台所用洗剤で根気強くシミを落としましょう。
【用意するもの】
- 歯みがき粉
- 歯ブラシ
- 台所用中性洗剤
- あて布(タオルやキッチンペーパーなど)
1. 歯磨き粉をつける
ボールペンのシミに直接、歯みがき粉(少量)をつけます。
2. あて布をする
机の上にあて布を置き、その上にシミ部分(生地の表側)を直接あてるように乗せます。
3. 裏側からシミをたたく
生地の裏側から歯ブラシでトントンとたたき、あて布にシミを移します。
4. あて布をずらしていく
あて布をずらしながら、1~3をくり返します。
point
あて布の位置はこまめにずらしましょう。同じ場所を使うと、移したシミが再び衣類についてしまう可能性があります。
5. 洗剤をつける
シミがあて布に移らなくなったら、今度は「台所用中性洗剤」をシミに直接つけて、2~4をくり返します。
6. 水ですすぐ
シミが取れたら、「台所用中性洗剤」を水で洗い流して完了!
染み抜き専用グッズを使う【5ステップ】
ボールペンのシミにおすすめなのが、ドイツ生まれの染み抜き剤「ステインデビルズ(ボールペン用)」です。
ドイツで多くの支持を集めている“シミ取りの老舗ブランド”というだけあって、シミの原因別につくられた洗剤は効果バツグン!
※ゲルインクボールペンの場合は、油性や水性と比べて若干効果が薄いかもしれません。
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【用意するもの】
- 染み抜き専用剤「ステインデビルズ(ボールペン用)」
- コットン(または綿棒)
- あて布(タオルやキッチンペーパーなど)
1. 染み抜き専用剤をかける
ボールペンのシミにたっぷりと「染み抜き専用剤」をかけ、そのまま3~10分置きます。
頑固なシミほど、置く時間を長くすることで取れやすくなります。
2. あて布をする
机の上にあて布を置き、その上にシミ部分(生地の表側)を直接あてるように乗せます。
3. 裏側からシミをたたく
生地の裏側から、水で湿らせたコットン(または綿棒)でトントンとたたき、あて布にシミを移します。
4. あて布をずらしていく
あて布をずらしながら、1~3をくり返します。
point
あて布の位置はこまめにずらしましょう。同じ場所を使うと、移したシミが再び衣類についてしまう可能性があります。
5. 水ですすぐ
シミが取れたら、「染み抜き専用剤」を水で洗い流して完了!
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クリーニングに出したら高くつく衣類のシミ。身近なモノを活用して自分でできたら嬉しいですよね^^
この機会にぜひ一度試してみてくださいね。